2020年2月8日に第6回年次大会@愛知「コミュニティ財団は本当に社会に応えられているのか。」を開催いたします。

【概要】​

新しい元号「令和」の時代が始まった今年。全国では、気候変動による豪雨や大型台風による被害が相次ぎ、コミュニティ財団が活動する地域にも多くの被害が起き、今も支援活動が続いています。一方で社会課題解決の分野では「休眠預金活用」に関する資金分配団体の募集が行われ、その担い手として多くのプログラムオフィサーが生まれると共に、「休眠預金」という誰のものでもないお金の管理者として高い倫理性やコンプライアンスが求められています。また一方、コミュニティ財団がより地域に近い、市町村単位をフィールドとする組織が増えてきており、ニュータウンという特定のエリアを対象とする組織も誕生しました。
当協会では、各地の「災害支援金」に関する基金立ち上げを支えると共に、各地間のノウハウ共有などに努め、またコンプライアンス向上のための規定集の提供や第三者認証の運用、あらたなコミュニティ財団の立ち上げ支援等に取り組んできました。コミュニティ財団のあり方が様々面でより問われるべき時代にはいった中で、本当に社会に応えられているのか、各地のコミュニティ財団とご関心を持っていくださる方々と共に考える一日として今年度も年次大会を開催させていただきます。

​【日時】
2020年2月8日(土)13:30~17:00 (開場:13:00~)

【会場】
日本福祉大学 東海キャンパス(愛知県東海市大田町川南新田229番地)

【対象】
当協会・会員及びコミュニティ財団に関心を持ってくださる方々
NPO・NGO・企業等の社会課題の解決やSDGs達成に取り組む民間組織、
地域における域内循環・地域課題解決・SDGs等に取り組む都道府県・市町村の職員、
地域での資金循環や地方創生に関心のある金融機関、助成財団、寄付者、
その他、地域における資金循環や社会課題解決に関心のある方

【参加費】

3,000円

​【お申込み】

以下リンク先のフォームよりお願いいたします。

【お申込先】
当協会事務局
Email web@cf-japan.org
TEL 086-224-0995
〒700-0822 岡山市北区表町1丁目4-64 上之町ビル3階 岡山NPOセンター内

【主催】
一般社団法人 全国コミュニティ財団協会

【共催】
公益財団法人 あいちコミュニティ財団

​【後援】
特定非営利活動法人 日本ファンドレイジング協会
特定非営利活動法人 日本ボランティアコーディネーター協会
特定非営利活動法人 新公益連盟
公益財団法人 公益法人協会

【内容】
13:30~ 開会挨拶・趣旨説明(会長 山田健一郎)
13:40~ 第2回全国地域貢献顕彰 表彰式
14:00~ シンポジウム 「組織の再生 ~あいちコミュニティ財団の事例からあらためて考える~」
      話し手: 戸枝 陽基((公財)あいちコミュニティ財団 常務理事)
      聴き手: 石原 達也(当協会 常務理事)
14:55~ 分科会「コミュニティ財団は社会に応えられているのか」

【分科会A(休眠預金とガバナンス)】
A-1. 休眠預金という誰のものでもないお金を社会に課題解決の実現として還せるか。
休眠預金の活用に関してその資金をテーマや地域にあわせて適切に活用する資金分配団体の募集が行われ、いくつかのコミュニティ財団もその役割を得ました。各地に様々な課題がある中、コミュニティ財団は地域ニーズに即して効果的な取り組みを展開できるのか。各地の計画や今後について共有します。(代表者・プログラムオフィサー向け)

●事例提供者:
 高橋 潤((公財)長野県みらい基金 理事長)
 小阪 亘((公財)みらいファン沖縄 代表理事)
〇モデレータ:
 有井 安仁(当協会 理事)

A-2. 地域社会と寄付者に信頼されうる組織体制を構築できるか。

寄付者にとって寄付を預けるコミュニティ財団が信頼に足りうるかは前提条件とも呼べることであり、それがなければ事業は始まらない。組織運営、資金管理、助成管理などコミュニティ財団を支える基礎となる部分について協会による第三者認証の仕組みも含めその大切さと具体的な取り組みを共有します。(事務局長等の実務者向け)

●事例提供者:
 戸枝 陽基((公財)あいちコミュニティ財団 常務理事)
 鈴木 祐司((公財)地域創造基金さなぶり 専務理事)

〇モデレータ:
 可児 卓馬((公財)京都地域創造基金 専務理事)

​【分科会B(災害とコミュニティ)】


​B-1. 災害時における現場のニーズに即して支援金を仲介する役割を果たせるか。

各地で発生した集中豪雨、台風15号、19号などの被災地に所在するコミュニティ財団による基金立ち上げによる支援金の募集と助成による支援について、現地に所在する組織だからこその取り組みとそのポイントを共有します。


●事例提供者:

 志村 はるみ「2019千葉県台風・豪雨災害支援基金
 山崎 庸貴 「ふくしま台風19号災害支援基金
 山田健一郎(当協会 会長・「佐賀災害基金」)
〇モデレータ:

 石原 達也(当協会 常務理事)

​B-2. 地域に根差した社会装置としてコミュニティの発展(development)に寄与できるか。

これまでコミュニティ財団は市町村域をカバーする範囲として設立されるケースが多かった中で、近年は市町村域やニュータウン単位をカバー範囲とするなど、より生活圏、暮らしの範囲に即したコミュニティ財団が誕生しています。今後のコミュニティ財団のあり方を考える上でも重要なこの動きについて共有します。
●事例提供者:

 宝楽 陸寛(泉北ニュータウンでのコミュニティ財団「泉北のまちと暮らしを考える財団」
 村上 尚実(島根県雲南市でのコミュニティ財団「うんなんコミュニティ財団」)


〇モデレータ:
 石原 達也(当協会 常務理事)

【備考】
・終了後に懇親会(参加費5,000円)を開催します。
・懇親会会場に宿泊(朝食付き3,000円)も可能です。
・同日10:00~「あいちコミュニティ財団の総括報告会」が開催されます。